振袖美人へのビューティーアップ術
今回は、前撮り、成人式当日までに準備しておきたい美容について。
一生に一度の晴れ舞台を、ベストコンディションで迎えるためのポイントをお伝えします。
二十歳は、お肌も大人の女性にシフトチェンジしていくころ。
ホルモンバランスの崩れによって、
ニキビなどの肌荒れが起こりやすい時期でもありますのでしっかり整えておきましょう。
規則正しい生活で、美肌と腸活を
わたしたち着物のプロが、振袖の色を選ぶ段階で重要視しているのが『顔映り』です。
肌や瞳の色と、衣服の色によって、顔色に明るく透明感が生まれたり、逆にくすんで見えたりするのです。
せっかく顔映りのよい振袖をお選びいただいたのに、肌荒れで顔色が優れなかったら、ご本人の魅力が十分に発揮できないなんてことにもなりかねません。
20代のお肌は28日周期で生まれ変わります。
つまり、成人式の直前から生活リズムを整えればいいわけではなく、最低でも1か月以上前から気をつけていないと、お肌はよい状態になれないということです。
たっぷり睡眠をとり、栄養バランスのとれた食生活を心がけ、十分に保湿をしておけば、健康的な顔色、ハリのあるお肌をキープすることができます。パックをするのもいいですね。
着物は、襟の後ろの部分が開いています。振袖の場合、髪をアップにすることが多く、この襟足が目につきます。うなじをきれいに整えておくと、首まわりがすっきりと見え、着物を着慣れている感がアップ。振袖の場合は、Mの字の形になるように産毛を剃ると、はつらつとした若々しい女性の印象になります。
また、顔周りの産毛を剃っておくと、お化粧ノリがよくなり、顔色もワントーン明るくなります。
理容店やシェービングサロンで「振袖用のシェービングをお願いします」と伝えればOK。カミソリ負けを予防するため、振袖を着る1週間ほど前にお手入れするのがおすすめです。
着物とはいえ、強風で裾や袖から素肌がのぞくこともあるので、腕や脚のムダ毛もきちんと処理しておくと安心です。
ご自宅でケアする場合は、蒸しタオルなどで肌をよく温めてから、電気シェーバーやカミソリを使います。剃った後は、化粧水や乳液などでしっかりお手入れしておきましょう。
カラーリングするときは
着物イコール黒髪とは決めつけず、若い人たちは髪の色も含めたコーディネートを自由に楽しんでくれていると思うとうれしい限りです。
昔と違って振袖にもさまざまな色が出ていて、黒髪よりも色が映えるような色合いのものもあります。
カラーリングする場合は、振袖の写真を美容院に持参して、美容師さんとよく相談してくださいね。
髪の毛は長い方が、髪型の選択肢が広がります。
ベーシックなアップスタイルの場合、肩につくくらいの長さが必要。
ただし、長さが足りない場合はつけ毛で補えますし、ショートヘアでもアップ風にアレンジすることはできるのでご安心ください。
美容師さんと早めに打ち合わせをして、自分の好みの髪型にするにはどのくらいの長さがあればいいのかを知っておきましょう。
着物を着ているときは、素肌が出ている手の動きに自然と視線が集まるので、ネイルはおすすめです。指先までこだわっておしゃれすることで、気分も上がるはず。
ネイルサロンでプロにおまかせしてもいいし、セルフネイルでもかなり本格的な仕上がりになります。
お手軽なのは、ネイルシールを利用すること。ネット通販では、さまざまな和柄のシールを扱っているので要チェックです。
スキンケアの基本は、何といっても睡眠です。どんなに高級な化粧品でも、良質の睡眠にはかないません。
お仕事や学業などでお忙しいとは思いますが、せめて前撮りと式の1か月前からは、寝る直前のスマホやパソコンの使用を控え、早寝を心がけてください。 内側からも輝く満面の笑顔で、式にのぞみたいですね。
望幸では、コスメケアハウスPuffさんと提携。メイクアップ、ジェルネイルなど、大人の女性にうれしい美容メニューが豊富です。