カメラといえば、いまはデジタルが当たり前です。
そのため、それほど枚数を気にすることなく撮影できるようになりました。その場で確認して撮り直すのも普通のことです。
とはいえ、シャッターチャンスはそれほど多いわけではありません。
つまり、いまのデジタルカメラ時代には、最高の瞬間を切り取る撮影者と撮影される側(被写体)、双方のセンスが必要です。
撮影者が能力を磨くのは大変ですが、撮影される側は、ちょっとしたコツを覚えておけば、きれいに写してもらえます。
- 立姿の写真は、背筋を伸ばして姿勢良く
- 着物を着た女性は、まず両足をそろえて立ち、かかと側をにぎりこぶし一つ分くらい開きます。内股気味に立つことになって、自然と女性らしさが出てきます。次にあごを軽く引いて、背筋をピンと伸ばします。そして大事な笑顔を忘れずに。
- 角度次第ですっきりスリムに
- ふくよかな女性が真正面から撮影してもらうと、肩幅が強調されて実際よりも太って見えることがあるので注意しましょう。スリムに見せるためには、カメラに対し、左肩の振袖の柄を見せるように斜め(30~40度程度の角度)に立ちます。姿勢はお腹を引っ込め、胸を張って背筋を伸ばします。細身に見せる撮影方法はいくつかありますが、被写体の女性をやや下から撮影(ローアングル)すると顏が小さく、脚が長く見えてすてきな写真になります。逆に女性より身長の高い男性が、女性を見下ろす(ハイアングル)ような感じで撮影すると、顏が大きく脚が短い写真になります。
- ポーズ
- せっかくの写真が一般的な立ち姿のポーズだけでは寂しいですね。椅子に座ったところや、変わった景色を背にした一枚など、バリエーション豊富な写真を撮っておきましょう。また、同じポーズでも、笑顔の他、目線を変えてみたり、ちょっとすました顔にしてみたりと、表情の変化だけでも写真になったときの印象は大きく違ってきます。写真撮影の当日までに、鏡を見ながらポーズの練習、確認をしておくことをおすすめします。まじめな表情だけでなく、変顔があっても楽しいですね。きっと、いつまでも想い出にのこる一枚になりますよ。