一生に一度の、かけがえのない成人式ですから、メイクも完璧を目指そうという気持ちはわかります。
でも、若い女性の肌はみずみずしく、スッピンでも美しさが輝いています。
振袖メイクは、そんな素肌美を生かす透明感のあるナチュラルメイクで仕上げましょう。アウトドア派の女性の日焼けした肌も、若い健康美がすてきです。
- ベース
- 従来は、いつもよりワントーン明るい色のファンデーションを使うのが主流でした。でも、いまはナチュラル仕上げが基本。成人式だから特別にとは考えず、普段使っているものの中から、その日の肌に一番しっくり来る色を選びましょう。
- チーク
- 自分の肌に合う色で、振袖の色を意識してチークを選びましょう。化粧品にも「その年の色」がありますが、あまり流行を前提にして選ぶと違和感が出て失敗、ということもあります。あくまでも自分の肌に合う色で、振袖とのバランスを考えて決めましょう。特に普段チークをあまり使わない人は、つくり過ぎにならないように注意を。気持ち多いかな程度でとめておくと無難です。
- アイメイク
- メイクはナチュラルが基本ですが、アイメイクだけは、少し自己主張してもいいポイントです。アイメイクは、その人の印象を決めてしまうほど強く、ナチュラルベースとはいえ、色味がないと地味で薄い印象になり、暗い雰囲気が出てしまうこともあります。きちんと個性を出すためにも、振袖の地色と同系色のアイシャドウで統一感を出しましょう。また、マスカラも普段より多めにつけて、ビューラーでしっかりと上げてまとめます。
- リップ
- 成人式の日は、いつもより大人っぽく仕上げるのも方法です。そこで少しマット感がある仕上げにすると色っぽさが出てきます。ただし、茶系の色は顔色がくすんで若さ の魅力が半減します。やさしい色目のものを使うのがコツです。なかでもコーラルピンクは健康的な印象になりおすすめです。
- メイク直し
- メイクに気になるところが出てきては成人式も十分に満喫できません。すぐにメイク直しができるように、リップ、コンパクト、ヘアピン、あぶらとり紙、できればヘアスプレーなども携帯しましょう。休憩時間、食事の後、お手洗いにたったときなど、折々に鏡を見てこまめにチェックしておきましょう。
- 準備は数日前から
- 個人差はありますが、女性は、化粧ののりの良しあしが、その日一日、気持ち良く過ごせるかどうかに影響されるものです。それが成人式当日ともなると、より強く感じるはず。大切な成人式のせっかくのメイクも肌が荒れていては映えません。そんなことのないように、できれば、肌のコンディションを数日前から整えておきたいものです。大切なのが睡眠をたっぷりとることです。また、前日のパック、マッサージは忘れずに。
- 美容師さんに自分の希望をしっかり伝えておきましょう
- 成人式当日、美容師さんは大変な忙しさで、お客さま一人一人のチャームポイントを見極めたメイクをするのも難しいものです。そこでおすすめしたいのが、当日、美容師さんに全てをお任せするのではなく、前もって自分のイメージを伝えておくことです。気に入った雑誌の切抜きや、着る予定の振袖の写真などを持参して、アドバイスを受けておくと安心です。